場所にとらわれないリーダーシップで、人手・リーダー不足を解決!
海外留学EFのリーダーシップ戦略:tonariで組織 × 心理両面からのアプローチ

海外留学EF

ロケーション
名古屋 ⇄ 東京
導入日
2025年 07月 11日
ウェブサイト

現在、日本では深刻な人手不足に加え、リーダー不足が大きな問題となっています。帝国データバンクによる調査では、対象企業のうち約68%が「リーダー人材の不足」を感じていると回答。その背景の1つとしてあるのが「そもそも人手不足で、リーダー育成どころではない」という状況です。現状の管理職はすでに業務過多で育成に回す余力がなく、新たなリーダーが育たないという負のスパイラルがあるようです。

また別の背景には「若手が責任あるポジションにつきたがらない」という状況もあります。理由の1つとして「管理職になるメリットよりも負荷が大きいのでは」という懸念が挙げられるでしょう。ある調査では、管理職の63.7%が過重労働を報告し、うち58.1%が原因として人手不足を挙げる結果も。特に複数拠点を構える組織の場合、リーダーにはしばしば別の拠点のマネジメントも求められ、頻繁な出張が伴います。業務そのものの忙しさはもちろん、移動の負荷を考慮すると個人的な生活への影響も大きく、懸念となってリーダー職への意欲を妨げている可能性があるでしょう。

テクノロジーを活用し新たな人材戦略を進める海外留学EF

EFの東京オフィス

そんななか、テクノロジーを活用した新たな人材戦略をすすめているのが、海外留学EFイーエフです。EFは、スイスに本社を置くグローバルな教育機関で、114ヵ国で語学研修、文化交流、アカデミックプログラムを展開。日本では1972年に活動を開始し、海外留学EF日本事務局はアジアの拠点として運営を広く支えています。さらに、日本事務局に併設してEF東京校もあり、海外から日本語を学ぶ生徒が多く机をならべています。

名古屋から見た東京のオフィスの様子。毎日対面でやり取りができる環境が整っている。

日本国内で8つの拠点を持つEFは、拠点間のやりとりにtonariを導入。tonariを活用し、出張なしに、遠隔でも距離感が近いマネジメントができる環境を整えました。移動することなく、リーダーが拠点をまたいで活躍できるこの方法は、人手不足、リーダー不足への持続可能な対策としてEFを後押ししています。

tonariの導入で生まれた新たなリーダーの形

EFで、tonariを使い、拠点を超えたリーダーとして活躍するのが杉江美紀枝さんです。杉江さんはもともと名古屋オフィスでマネージャーを務め、人に寄り添い、力を引き出すリーダーシップで大きな信頼を集めていました。

そして功績を評価された杉江さんは、名古屋ー東京間の連携プロジェクトのマネージャーに任命され、日々tonariを活用してマネジメントを行っています。家庭との両立を考えると頻繁な出張が難しい杉江さんにとって、tonariを導入した新たな働き方は、拠点を超えたリーダーとしてキャリアアップするための可能性を大きく開くものでした。

名古屋で2拠点マネジメントを任されている杉江美紀枝さん。東京の同僚に声を掛けられ、笑顔で自席から振り返る。

「人と関わるのが好きで、対面でのつながりは大切にしています」と話す杉江さんは、tonariでのやりとりについて「リモートだと独特の違和感が気になりがちですが、tonariだと顔を合わせているような感覚」とコメント。tonariは常時接続しておくことで遠隔の相手でも気軽に声をかけられるので、同じ空間にいるような自然なやりとりが可能です。また杉江さんは「こうして新たな挑戦をしながら、引っ越しや出張をせずに、家族や自宅を離れず生活の軸を保てる環境はありがたいですね」と加えます。

名古屋の杉江さん(右)が、tonariを通じて東京の伊東グローニングさん(左)と同じオフィスにいるようにコミュニケーションを取る様子

EFのカントリーマネージャーの伊東グローニング七菜さんは「杉江さんは、仕事の能力だけでなく人間性でも従業員から信頼される存在。拠点を超えて杉江さんがリーダーシップを発揮できることは、皆にとって大きなメリットです。また女性活躍を進めるうえで、新たなロールモデルとしても大事な意味を持っています」と話しました。

今後EFでは、このような拠点をまたいだマネジメントや、企業全体としての文化醸成など、次の変化へと向かってさらにtonariを活用していく予定です。

両方のオフィスに同じように tonari が設置されていて、どちら側からもオフィスが見渡せるようになっています。

tonariが支える持続可能な職場作り

現在、日本で問題となっている人手不足、管理職の不足、またリーダー登用における出張の障壁があるなかで、tonariが提供するのは持続可能なコラボレーションモデルです。EFを始め、すでに多くの企業がtonariの導入で次のようなメリットを得ています。

  • 社内人材が拠点を超えて活躍する
  • 管理職の移転負担をなくし、仕事と家庭の両立など、リーダーのワークライフバランスを後押しする
  • 柔軟な働き方を促進し、優秀な人材の定着を促す
  • リーダーシップの継続性を保ち、拠点間の連携を強化する
  • 高騰する出張費を削減する

EFでは、tonari導入から2か月後に社内調査を実施したところ、次のような変化が見られました。

このように、物理的な距離を超えて、まるで同じ空間にいるかのような“つながりの質”が日常的に生まれています。EFはこの変化を一過性のものにせず、継続的な検証を通じて、働き方や組織文化への長期的な貢献を追求していきます。リーダーシップの育成、エンゲージメントの向上、人材定着の観点からも、働き方の見直しは今後ますます重要になるでしょう。

距離を越え共に過ごせる、人に寄り添うテクノロジー「tonari」

tonariは常に接続された状態を作ることで、何気ない日常の場面でも従業員同士のコミュニケーションを促します。

名古屋と東京のEFジャパンチームが、tonariの「T」ポーズで集合写真

またtonariは常に接続された状態を作ることで、何気ない日常の場面でも従業員同士のコミュニケーションを促します。気軽に挨拶や雑談をすることもできるため、離れていても心理的に近い距離感を生みだし、相談しやすい関係性を促します。精神的に安心して働けることは、エンゲージメント向上、人材定着のためにも重要な要素です。

物理的な距離を越え、深い信頼と理解を促すこと。単なる情報の交換を超えて、チームワークを育むこと。より心地よく、自然体のリモートコミュニケーションを実現するtonariは、人がテクノロジーに合わせるのではなく、テクノロジーが人に寄り添うことを大切にしています。

tonariを体験してみませんか?

tonariは、離れていてもまるで同じ空間にいるかのように過ごせ、自然で活気のある対面コミュニケーションを提供します。

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